種から木へ:ゼロから始まったブランド物語

 

キャセイ・ホスピタリティ・マネージメント(CHM)は2012年に設立され、従業員数は当初の1桁から現在は数百にまで増えました。本社の準備オフィスの設立から5つの支店の設立と開幕から運営に至るまで、当社の難しい開発プロセスを間近に見ることが出来て幸いです。チームがブランドとその品質の維持のためにあらゆる努力と調整をすることにより、CHMは今日の市場における優れた業績を生み出すことができています。

 

CHMは、ブランドの掘り起し、人材育成、組織開発、システムの電子化、業務の拡大、効率の向上などあらゆる側面に取り組んでいます。キャセイ・リアルエステートグループによって作成された地元のホテルブランドですが、すべての設定と運用仕様は国際的な5つ星ホテルを標準としています。 例えばSOP、P&P、R&Rおよびその他の書面による情報、新しい支店への新規プロジェクトの確立などの詳細はすべて、完全な構造とガイドラインを持っています。 この点でもグループ運営の心がけがあらゆるところで見受けられ、ブランドが堅実で良好な基礎を築いているのがわかります。

 

ホテルコッツィ・台南西門館は私が約二年間かけて自身で手掛けたチームです。ここは他の支店とは異なり、グループで唯一のリゾート型ホテルとなっています。当ホテルは古都の雰囲気が色濃く漂う台南のベストロケーションに位置しており、台南グルメが集結し、交通アクセスにも便利で、親子が遊べる憩いの場所や特徴的な文化などさまざまな利点を兼ね備えています。グループの皆がガバナンス精神を継承し、マネージメントチームは自主性、チームワーク、創意工夫、規律厳守、パフォーマンスなどを重視し、モデル運営に重点を置いています。チームの暗黙の了解と協力に加えて、整然とした規範のおかげで、当館が三年という短い期間で今日の市場において確固たる地位を確立し、多くのお客様からの好評を得られています。

 

私はグループの一員であることをとても誇りに思っています。何もなかったところから今があるのは、チームの誰もが経験したキャリア開発中の貴重な体験です。振り返ればチームは努力して困難を乗り越え道を開きました。現在を把握し、改善に取り組み、未来を見据えてブランドをかかげ運営を多様化しました。チームメイトの中にはこの苦しい時期に立ち会えなかった者もいると思いますが、今こうしてチームとしてともにいる限り、誰もがこのステージで輝き、CHMと共に栄光を共有するチャンスがあります!

 

王冠傑
ホテルコッツィ・台南西門館
元ホテルディレクター